M6日目U《最終》(登別温泉で温泉三昧
                        北海道よ、また来る日まで
)


 襟裳岬を後にして、向かったのが苫小牧です。
太平洋沿いの道をただひたすら苫小牧に向けて走ります。 距離は200km弱でしょうか。3時間半ほどで走り抜けました。 実はこの道235号線ぞいには、サラブレッドの牧場がいくつもあります。 別名“サラブレッドロード”とも呼ばれているようですね。 私は馬にはまったく関心がありませんし、時間もありませんでしたから別に寄り道はしなかったのですが、牧場に足を進めていたら、広大な牧場と疾走する馬や草を食む馬の姿、などを眺めることができたんでしょうね。
 
 というようなことを考えつつ運転して、苫小牧に到着です。
苫小牧はただ単に、フェリーの発着場を見るために寄ったのですよ(^_^;)
 
 ♪苫小牧発 仙台行きフェリー あの爺さんときたら わざわざ見送ってくれたよ♪
 
そんななんとなく哀愁を帯びた光景があるのかな、なんて思ったのですが、出航は午後7時です。

 ♪しぼったばかりの夕日の赤が・・・♪

夏の夕暮れだと想像できますよね。北海道の夕暮れは九州よりも1時間ほど早いですから。
 
 すみません。この画像しかありませんでした。 実はこの左上と右下の黒っぽいものは、自動レンズカバーなんです。 7月にラスベガス近郊の砂漠地帯に行った時、砂の粒子が入り込んだみたいで、時折こうなるんですよ。

  

 苫小牧発仙台行きフェリーは仙台で寄港して、その後は名古屋まで行くようです。 苫小牧から名古屋まで乗れば38時間30分前後の所要時間らしいです。
 
  

 苫小牧からは高速道路で登別に移動しました。
 登別東インターからカーナビが示した道は、普通一般にはそれほど車が通らない倶多楽湖横を通る山道でした。 地図で倶多楽湖を見るとほぼまん丸なんですね。きれいなカルデラ湖です。 このドライブ記の、F3日目V(ウトロの夕日でキタキツネの画像を載せていますが、そのうちの2匹はこの道で見たんですよ。 グルッと回り道をして走っていると、硫黄臭が強くなってきました。 見通しがきくでところ車を降りてみますと、下方に大湯沼が見えていました。 ここは深さ25mの沼底から130度の熱湯が湧いているらしいですよ。

  

 その後、温泉街に入る手前に(なにせ逆方向から入りましたから)のぼりべつ温泉地獄谷がありました。 こういう地獄というのはいくつも見てますので、もうとりたてて感動というのはないですね(^_^;)

  

 登別温泉の象徴は、赤鬼、青鬼なんでしょうか。 登別東インターを降りたすぐにもありました。

  

 登別温泉を“日本の三大温泉地”に数える人も多いのではないかと思います。
なんと11種類の泉質があり、湯量も豊富ですから、それも当然でしょう。 では他の温泉地は?私は、草津と別府をあげますね。 まっ、本当はそんなことはあまり意味のないことだと思っていますけれど。。。
 
  登別温泉の宿は当日のお昼頃に予約を入れた「第一滝本館」という登別温泉を代表する老舗巨大旅館です。 創業140年あまり・・・んッ???(北海道の開拓はいつから始まったのか、疎い私です。) 
 今回の北海道ドライブでは、宿については極力安い料金のもの、そして当日にビジネスホテルを探すと
いうことで構わない、というスタンスでいたのですが、北海道ドライブ最後の宿泊ですから名温泉地の名旅館というのを選んでみたわけです。 でも1泊2食の料金は1人13000円。高くはないですよね。 夕食はバイキング形式でしたが、これは正直ガッカリしました。当然に可もなく不可もなく、といったものにならざるをえません。 16000円で部屋食にできるということでしたが、それを選んでいたらどうだったでしょうか ?

 この旅館の温泉施設の総面積は1500坪もあり、その中で登別温泉の泉質11種類のうち7種類の泉質のお湯を29の浴槽で楽しむことができるということです。 日帰り温泉の施設利用料金は2000円ですが、その気で一日いれば、髪の毛にまで温泉の成分が染み込むかもしれませんよね。
(施設の画像は禁止されていますから、ありません)

 ということで、私の北海道ドライブ記も登別温泉を持って終了です。
えッ?7日目もあるはずだ、ですか? そうなんです、確かに7日の予定だったのですが、7日は特別に何もなくて、書く材料がないのですよ。 朝早く旅館を出たのですが、あいにくと霧雨でして、眺望も何もありませんでしたから。
 
 今回、初めて北海道を走ってみて(といっても半分の土地をやみくもに走っただけですが)その広さとドライブの快適さ、興味深い温泉の数々、、、、 とても気に入りました。
 ハワイもいいですが、北海道もまた同じように大好きになりましたよ。 またいつの日か、自由にドライブで回ってみたいものです。
                                       END