Cもっとミラノ

前回のミラノ・スカラ座から、エマヌエーレ2世アーケードを通ります。
1867年の設計の塔とガラスの十字型のアーケードになっています。
床は大理石とモザイク、

ガラスドームの四隅にはさすがにイタリア、ちゃんと装飾画がほどこされています。

ここにはかの有名なPRADAの本店があります。
大前君夫婦はブランド品にはまったく関心がありませんけど、まっ、記念写真だけは一枚。
アーケードを抜けますと、ミラノのドゥオーモとドゥオーモ広場がありました。すばらしい晴天だというのがお分かりでしょう。この時点では雲ひとつない青空でした。
だいたい2月から3月にかけてのイタリアは雨が多いらしいのですが、私たちの旅行中には最終日の前日のヴァチンカン観光の時にしょぼ降る雨があったくらいで天気には恵まれました。
まったくラッキーでした。
この写真を撮っていると、日本の若い男連れが「写真撮ってくれませんか?」と来ましたので、撮ってやり、それから簡単な話をしますと、一人はイタリアに住んでいて、もう一人はその友人を訪ねて来ていたみたいでした。そして遊びに来ていたほうは、その日の夕方の便で帰国とのこと。
「いやぁ、イタリアにいた10日間は雨ばかりでしたよ。今日やっと晴れてくれましたので、やっと写真が撮れます。でも今日帰国なんです。悲しいです」なんて泣いていました。だからか、みんな座って日向ぼっこしているのかな?
さて、上の写真から左手方向にはミラノが誇るドゥオーモ(大聖堂)があります。イタリア・ゴシック建築の最高傑作、らしいです。
1386年着工で完成までに500年を歳月がかかった、ということで、ここらりあたりの感覚は日本人にはわかりにくいところですよね。
内部のステンド・グラスも見事です。
ステンド・グラスの1枚1枚にはイエスの事跡が描かれています。
文字をしらない民衆にキリスト教の教えをわかりやすく説明するためですね。
ステンド・グラスがこんなにきれいに見える日なんてそうそうそうないそうです。ガイドさんでさえ、「こんなにきれいに見えたのは初めて」と言ってたくらいですから。
これも日ごろの私の行いが、天の神様に認められたからでしょう。
そうそう、イタリアのガイドさんのことについて書いておきます。
普通、添乗員さん付のツアーに参加した場合、現地では現地の日本人ガイドさんがつくことが多いです。日本のツアーですから、ガイドさんもたいていが現地に住んでおられる日本人の方です。
ところがイタリアの場合は、イタリアの国家試験(?)に合格したガイドさんをつけることが義務付けられているようです。仕事の少ないイタリアでイタリア人の職を確保するためのようです。この試験はイタリア人以外が合格することはなかなか難しいそうです。もちろん合格するイタリア人は優秀なんですよ。
ところが,日本語を話すイタリア人ガイドさんは少なくて、必然的に通訳が必要になってきます。さっき、日本人ガイドさんと書きましたが、本当は通訳さんで、イタリア人ガイドさんが横にいるのです。でも,ガイド役はもっぱら通訳さんがやっています。イタリア人ガイドさんはただそばにいるだけです。通訳さんも仕事ですから、ガイドすべき知識はたいてい頭に入っているんですね。ですから、イタリア人ガイドさんが説明したのを通訳していたりしていてもまどろっこしいので、そこは省いてしまっているようです。
しかし、報酬はほとんど何もしないようなイタリア人ガイドさんのほうが高いことが多いそうです。郷に入れば、郷に従えってやつですかね。
ほとんどのところでそうでした。
イタリア人ガイドさんと日本人通訳さんでなりたっています。唯一、例外がありました。それは後日書く予定です。

イタリアの観光はとにかく“歩け歩け”が基本です。
道路の石畳も写真を撮ってみました。
車は当然に路上駐車です。
小型車が多いですよね。
スマート(といってわかる人が何人いるかな?)が随分と走ってました。
狭い街には小さくて便利ですよね。


