全ては吉田拓郎から始まった16(ヘブンリー・ハナへの道Y)

みなさんは,ペケロ(Pekelo)というハワイアン・ミュージシャンをご存じでしょうか? 1961年,ハナ生まれのミュージシャンで,この人のアルバムにずばり「ハナ・マウイ」というのがあるんです。わたしもここ2年間,「IZ」,「ハパ」,「ケアリイ・レイシェル」,「カラパナ」,「ハワイアン・スタイル・バンド」,「ギャビー・パヒヌイ」等々,いろいろなハワイアン・ミュージックを聴いてきましたけど,ペケロのように「ハナ」のことを歌ったミュージシャンは初めてでした。ハナで生まれ育った彼だからこそ歌えるんだろうなぁ… ペケロの「ハナ・マウイ」(GOING TO HANA MAUI),みなさんもぜひ聴いてみてください。彼の歌声とスラッキー・ギターの音色を聴いてると,きっとあのハナの手付かずの美しい自然が目に浮かんできますよ。
いつか泊まってみたい“隠れ家のようなホテル”

                   *ホテル・ハナ・マウイにて
 さてと… わたしたちは,ハナ・ビーチパークを後にして,ホテル・ハナ・マウイへ向かったのでした。確か,ビーチから5分もかからなかったと思います。少し小高い所にホテルはありました。泊まる予定はないので,入り口付近に車を止めて,ホテルの雰囲気だけ味わわせてもらいましたけど,本当に静かな静かな隠れ家のようなホテルでした。わたしもいつか,あそこにお忍び?で泊まってみたいですね。なあ〜〜〜んて,お忍びってガラじゃないか… 
いつかあそこまで登ってみたい
*ライアンの丘
ホテルばかりに気をとられてちゃあいけません。振り返って見上げれば,そこには緑のじゅうたんをしきつめたような「ライアンの丘」。遠くには,ハナ牧場の初代所有者,「ポール・フェイガン」を記念する巨大な十字架と放牧の牛たち。
 ああ,これが「天国のようなハナ」と呼ばれる風景そのものなんだろうなぁ… しばらく見とれてしまうほど,美しい美しい景色でした。 
とうとう,本当にここまで来たんだなあ… 
全ては,吉田拓郎から始まったのです。