全ては吉田拓郎から始まった13(ヘブンリー・ハナへの道V)
ハナ・ハイウェイは,パイアを過ぎると,しだいに細く見通しが利かない道に変わってきます。所々にかかっている橋も,車1台分の幅しかありません。しかしながら,わたしの感想だと,そう特別な運転技術が必要とは思いません。なぜなら,日本の場合,山間部の山越えや瀬戸内の島々なんかの道路には,あの程度の道はけっこうあるからです。日本人なら,よほど都会生活ばかり余儀なくされている人でない限り,一度や二度は,あのような道を通りぬけた経験をもっていらっしゃると思います。ですから,安全運転さえ心がければ,たいていの人は大丈夫だと思います。 ただ,運転される方は,左手に見える海の美しさに見とれないでくださいね。
さて,パイアから1時間程度車を走らせたでしょうか?右手に,カウマヒナ州立公園が見えてきます。簡易トイレがいくつか立っているので,すぐ分かると思いますけど,ここの駐車スペースは結構広いので,なるべくここでトイレに行かれておくといいと思います。
ここを過ぎると,いよいよケアナエ半島が左前方に見えてきます。わたしたち家族は,ちょうどケアナエ半島がよく見える場所に車を止め,数枚記念写真を撮りましたけど,その場所だと後方にこれまで走ってきたハナ・ハイウェイも見渡せるため,なかなか素晴らしい眺めでしたよ。いくつかのガイドブックにのっている写真も同じアングルから撮られているので,おそらくあの場所は,絶好の撮影ポイントなんでしょう…
*展望ポイントからケアナエ半島を望む
少し走ると,ケアナエの村の入り口を示す標識が立っています。わたしたちは,一旦ハナ・ハイウェイから分かれて,ケアナエの村へ向けて車を走らせたのでした。
全ては,吉田拓郎から始まったのです。