2006北海道 夏 8.5〜8.11

             《4日目B》 納沙布岬(日本本土・最東端の地〜 釧路 (August 8th)

 
  北海道の地図を見てると,標津町から根釧原野を抜けて一気に釧路へ向かった方が近いっていうことは当然分かるんですが,どうしてもオホーツク海にちょこっと突き出している根室半島と先っぽの納沙布岬を無視できなくてですね…

 とにかく日本本土・最東端の地を目指すことにしました。交通量は多くないんですが,初めての土地はなかなか時間を要しますね。感覚的にも,初めての道は先を読めませんから,よく知っている道に比べると長く感じます。

 午後1時過ぎごろ,根室駅前に到着。さすがに根室まで来ると,最果ての地って感じが漂ってます。

 
 

JR根室本線・根室駅



↑駅前の「末広」という食堂?
食べたのは「かに丼」だったかな。
 
 

 
↑駅前の広告塔?っていうのかな…
    ずばり,「返せ!」ですからね。この表現から根室の人たちの強い願いが伝わってきましたよ。 

根室市街を抜けて,さらに30分走ります。
↑風力発電設備と,積雪の程度を知らせるための矢印




 ↑なんと!こんな名前の集落が…

「歯舞」の集落。日本の東の端っこだからというわけじゃあないかも知れませんが,
  なんとなく日本離れした感じを受けました。家の建て方や屋根の感じが,広島とは全然違うんですよ。
  結果的に,この集落,日本の最東端(人が生活している場所では)の「最果てイメージ」を増幅していましたよ。
 
 ↑納沙布岬の駐車場で,またまたハマナス発見。
 
↑北方四島をイメージした「四島のかけ橋」


北方領土を背に…(14:12)
「返せ 北方領土 納沙布岬」と書いてあります。

望郷の家」↑には,数機の双眼鏡が設置されていました。そこの窓から,左の写真の位置を撮影。

↑双眼鏡でも見ましたが,これは肉眼でも見える海上保
安庁の巡視船。
この日はもやっていたため,遠すぎて画像
には写せませんでしたが,ロシアの巡視艇や貝殻島の灯台
さらには,かすかに水晶島も双眼鏡では確認することがで
きまし
た。

 

 友人によれば,夏場でも天気次第では,国後島も見え
ることがあるそうですが,この日はかすんでいてどうもはっきり
は見えなかったです。
今度は,違う季節に行ってみるといい
んでしょうねぇ。
 
  実は,この北海道旅行から帰った直後に,ロシアによる
だ捕事件が起きまして,根室の漁船員が一人銃撃され亡
くなりました。みなさんも記憶に残っていると思います。わた
したち夫婦にとっては,実際ここへ行った直後でしたので,
すごく現実味をおびたまま
ニュースの行方を見ていたことを
思い出します。。


↑日本本土最東端の小学校です。
(職業柄,ついこんなのに目が行ってしまいます。)
 
 ←左の写真を撮影した後,最東端のガソリンスタンドで
も給油しました。ガソリンスタンドの姉さんに
聞いてみたら,
集落にまだ数人,北方領土生まれのお年寄りがいらっしゃ
るとのことでした。
 
 このようにして,本土最東端の場所を体験したのですが,
ちょっと無理してでも行ってみて
良かったですよ。
 
 この後,釧路まで移動しなくてはいけませんでした。この
日の移動が一番きつかったですよ。(笑)
 霧多布あたり,時間があれば寄るつもりでしたが,とてもそ
んな余裕なし。


↑街を抜けると,延々とつづく牧草の緑が心を和ませてくれ
ます。
(厚岸町付近)


↑たまたま通過した「釧路駅」(17:40)

↑この日の宿「釧路全日空ホテル」

     ↑ホテルの部屋からの釧路のサンセット
             

↑釧路のシンボル「幣舞(ぬさまい)橋」の夕景
 釧路という街は,今回の旅行を計画するまでは,泊まる
なんてことは考えもしなかった場所ですよ。でも,北海道を
代表する
街のひとつですので,チェックイン後は街へブラブラ
出てみました。
         
 繁華街をブラブラしてみましたが,やはり広島あたりと違っ
て,夜は人通りは少なめです。
結局,ホテルのすぐ隣の炉
端焼きの店に入りました。
 せっかくの釧路ですから,もちろん「炉端やき」。釧路は,
炉端焼き・発祥の地だそうですね。
ここで,近くの厚岸産
の牡蠣を食べたのですが,広島牡蠣との違いは,いまいち
分からず…
 ああ〜,ここは腹がパンクしそうだったです。じゃけん,やせ
られんのんよ。