さて,おきまりの「グラバー邸」ですが,わたしが中学の修学旅行で来たころは,この建物だけだったんですが,最近は,各地にあった洋館をこの地に移築してまして,周辺にいろんな洋館が建ってるんです。
それで,「グラバー園」っていうんですね。
長崎は,被爆都市という一面を持っていますが,それはそれで役割を果たしていますし,我が国の歴史上,外交という意味で本当に重要な役割を果たしてきた“歴史のロマン”を感じさせる街ですね。
長崎を歌った歌は数多くありますが,本当に歌になりそうな街ですよ。
さて,“♪長崎は今日も快晴だった…”という唄ができそうなくらい,最高の天気(ちょうど今日のような天気でしたよ)のもと,わたしたちは「大浦天主堂」下の市営地下駐車場に車を停めて,天主堂へ向けて歩いたのでした。
右が大浦天主堂です。わたしは何度か来ているのですが,この天主堂が“国宝”だとは知りませんでした。
国内に現存する天主堂では,最古のものだそうです。1864年に建てられていますから,まだ江戸時代ですね。
今回,初めて知ったのですが,長い間の禁教時代,隠れキリシタンとして潜伏していた浦上のキリシタンの子孫がここを訪れたフランスの神父によって発見されたそうで,この出来事は確か,“浦上の奇跡”と呼ばれているらしいです。
何度来ても長崎はいいです。広島には無い“異国情緒”がたまりません。
大浦天主堂のすぐ裏手は,東山手と南山手の丘陵地になっていまして,グラバー園はすぐ上です。
右の写真は,そのグラバー園から写した「長崎海星高校」方向のたたずまいです。何となくいいでしょう? これが長崎ですよね。
まる一日自由に行動できるこの二日目をどう過ごすか,ちょっと迷ったのですが,やはり,子どもたちが長崎市内も初めてということで,歴史の勉強を優先させました。
ハウステンボスは,また行く機会があるでしょうから…
県民の森キャンプ場から長崎市内まで,一時間弱。 最初に向かったのは,最も距離的に遠い,「大浦天主堂」と「グラバー園」でした。