南の島の話@(石垣島)
石垣島は,日本の西の端っこ“八重山諸島”に位置します。広島からですと,飛行機で鹿児島上空まで約1時間,そこからまた約1時間の飛行を要します。
 わたしたち夫婦が行ったのは,2001年の1月です。
 着いた日(4日)に,空港からすぐにインターネットで予約しておいた
レンタカー(マツダレンタリース)を借りに行ったのですが,走り始めて30分くらい経つと雨が降り始めました。
 それも尋常な降り方ではないんですよ。 こちらの梅雨の末期のようなむちゃくちゃな降り方をするんです。
 おかげで,楽しみにしていた“ビュー・ポイント”は,車から下りることもできませんでした。 たとえ,無理して下りたとしても,ぜんぜん見えないんですけどね。
 これは,石垣島の米原というところの“国指定天然記念物”「ヤエヤマヤシ」の群落の下の駐車場です。 わたしは,トイレの屋根の下からカメラを向けています。 女房には,雨の中を無理に立ってもらっています。
 結局,ヤシの群落はやや遠くからながめただけに終わりました。
 レンタカーは,“メイドインひろしま”のマツダ・デミオです。
ここは,川平(かびら)湾 といいまして,晴れていたらコバルトブルーの
海と空でとってもきれいな場所(必ず絵葉書になっています)なんですが,
ごらんの通りです。 ここは,本当に楽しみにしていたんですけどね。
 小学4年生の社会科の教科書か資料集にも載っていた場所ですし… (^_^;;
 カメラのレンズの水滴が写っています。
これは,“八重山民俗園” の中に移築されている,沖縄の旧士族の典型的な邸宅です。
 赤がわらにシーサー,門から入ると“ヒンプン”とよばれる,屏風状の塀。 両方とも“魔よけ”の意味を持っています。 さらにヒンプンは,外部からの視線よけにもなります。
沖縄の民家を特徴付ける建築様式です。
 
 雨にたたられながらも,こういうのを目の当たりにすると,
うれしいです。 
 
 そういえば,この屋敷の見学をするのに,受付のお姉さんがいたんですが,何と!寒そうに電気ストーブにあたっていましたよ。
わたしたちは,ぜんぜん寒くないのにですよ。
 聞くところによると,前日まではカンカン照りで暑いくらいだったのに,天候がくずれて寒く感じるんだそうです。
 それだけ,わたしたちとは気温感覚が違うんです。