G3日目V(The third day V) 《Volcano district》
溶岩ハイク "Lava Flow"
《August20 : Hawaii's local time》![]() ためには,遅くても夜9時前までに戻らないとい けませんでしたので,わたしたちは4時ごろに雨 のボルケーノ・ハウスから溶岩流見物に出かけ ました。チェーン・オブ・クレーターズ・ロードに入 っても雨… 本当はこの周囲も小さなクレーター があちこち見えるはずなのに… 残念! ところがどうですか!しばらく下ったところで目 の前に虹が現れたんです。日本ではまず見 ることが出来ない完璧な虹でした。しかもこの 虹,わたしの車が行けども行けど真ん前から消 えないのです。雨でがっくりきていたところへ, その雨が素晴らしい演出をしてくれましたよ。 A beautiful rainbow appeared over Chain of Craters Road. |
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ご存知ない方のために,わたしたちがどのように移動しているか簡単に説明しますと,ボルケーノ・ハウスやキラウエア・カルデラは,左の写真の山の向こう側でして,車はあの山の向こうから海の方向に向けて下ってきたわけです。山の向こうはいまだに雨。海に近づくと幸い雨はやんで来ていました。 この辺りは,もう圧倒的な溶岩で埋め尽くされていて,その上に道が作られ,道の一部は再び溶岩で覆われ,その後またそのそばに道が作られているといった感じの場所なんです。(左下の写真をよく見てください) 下りきって海岸近くに出た道路は,今度は海岸沿いに東に向けて伸びていきますが… しばらくすると左側にたくさんの車が駐車してある場所に到着します。ホテルから車でおよそ50分のドライブです。 |
![]() ↑以前の道が溶岩に覆われてしまってます |
![]() ↑向こうからやって来て道路わきに駐車しました |
右上の写真の補足ですが,手前の▲コーンのところがロータリーのようになってるでしょ?この先(手前側)も以前は道がつながっていたのですが,過去の何度かの噴火で溶岩が道をふさぎ,カラパナという町を消し去り,現在もその活動は続いているんです。 というわけで,この先の道は途切れているわけです。 で〜,▲コーンの手前側へカメラを向けた写真が右の写真です。簡単なトイレと国立公園のレンジャー隊員の詰め所のような建物があります。 右の写真の右手へ少し歩いて崖っぷちまで行くと…↓(下の写真) (About right picture→) Can you see Shunya wearing white shirt? Shunya is walking toward the cliff to look at this.↓ |
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![]() 「溶岩が作った芸術」"The Art of Lava"とでも 言いましょうか… ホレイ・シーアーチ "Holei Sea Arch" |
![]() 溶岩ハイクに備えて,いくつかの注意を促す看板 |
さて,「溶岩ハイク」という表現は,にゃんこさんが使っておられたものをそのまま使わせていただきました。(にゃんこさん,ありがとう)溶岩ハイクというと,なんだか楽しそうな響きがないでもないですが,これは危険を伴うので,最低限の心構えと準備が必要です。 わたしたちは,日没にタイミングを合わせて溶岩ハイクをするつもりでしたので,フラッシュ・ライト(懐中電灯)は日本から持って行きました。それと,ここでは必ずスニーカーです。水筒(ペットボトル飲料でも可)も必要です。 |
![]() Walking toward the end of Chain of Craters Road 溶岩流見物への入り口を過ぎ,とりあえず道の終わりまで歩いています |
![]() The end of Chain of Craters Road 突然の雨に日本から持っていったポンチョ(ちなみにサンフレッチェ広島の応援グッズ)が役に立ちました。カメラのレンズが曇ってますね。 |
![]() 左の写真の道の終わりは,この看板を過ぎてもう少し歩いた ところです。 ここまで引き返してきて,さあ,いよいよ溶岩ハイクです。 この日は,ここからおよそ40分かかりました。 It took about 40minutes from here to Lava Flow. |
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わたしたちが行った8月20日あたりは,結果的には溶岩の活動はそれほど活発ではなかったということになるのだと思いますが,それでもごつごつした溶岩の上を40分ほど山側に歩いたところで見たものは,それはそれは凄かったですよ。 真っ赤な溶岩流(Lava Flow)までは,左の写真のような黄色いマーカーを頼りにひたすら歩きます。もちろん,途中で見物から帰ってくる人にも出会います。 溶岩流が近づくと,さすがに急に空気が熱くなってきました。 けれど,ほとんど臭いは感じなかったです。 みんなが平気で冷えた溶岩の上で記念写真撮ってるんですが,ちょっと離れた所から見ると,下の方に真っ赤な溶岩がのぞいてるんですよ。 あれは,怖かったなぁ… 油断しちゃいけませんよ,絶対。 さて,この後は,もうほとんど説明はいらないと思います。 |
![]() もうすぐ到着。 人がいっぱいいます。 |
![]() ちらちらのぞく真っ赤な溶岩 |
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わたしたちがLava Flow(溶岩流)を堪能したころ,そろそろ日没を迎えようとしていました。 ボルケーノ ・ハウスまで遅くても8時半には帰りたかったですから,日没に近づいてより赤みを増した溶岩をバックに 最後の写真を撮ってLava Flowを後にしました。 帰りは,Flash Lightsを点灯。 時々後ろを振り返ると,明るいうちはよく全然分からなかったあちこちの場 所に,実は溶岩が顔をのぞかせていたことが分かりました。 チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの帰り道, くっきりと見えた「さそり座」と「天の川」。 思わず車を停めて空を見上げました。 8時20分ごろ,ボルケーノ ・ハウスに帰りつくと,そこは依然として雨が降り続いていました。 |